「美しき日本の四季」
春が来た~七夕様~もみじ~雪~花
グレード:3 編成:小編成 演奏時間:5分45秒程度
2014.5月
日本で昔から愛されている童謡のメドレーです。春夏秋冬の名曲のあとにまた春を入れて構成しました。「春がきた」はマーチ風に元気よく、「七夕様」はグロッケンのソロから可愛らしく始まります。その後はき「お星さまきらきら」という夏の夜のイメージを大切にまとめました。「もみじ」はフルートとクラリネットの2重奏からシンプルに始まります。「七夕様」と同様にできるだけ音を少なくしました。鈴の音をきっかけに「雪」に入ります。高音楽器と低音楽器のメロディーの対比を楽しめるアレンジになっています。冬が終わりもう一度「春」の名曲が登場します。最後の花はアップテンポな「ブラスロック調」になっています。転調後は今までに出てきた曲のモチーフが随所に登場してきます。最後は小編成ながら迫力のあるエンディングとなっています。
作曲を始めたころから日本の四季を題材にした作品を作りたいという思いがあり、ようやく形にすることができました。自分が良いと思う名曲を好きなように構成し、自分の思いをそこにのせる・・・。ある意味では「枕草子」的な感覚かもしれません。
メドレー形式になっていますが各曲独立して演奏できるようになっていますので、季節に合わせて地域のイベントなどにも活用していただけると思います。
B dur→Fdur→B dur
2014年8月28日(木)のアジアユースオーケストラ来日歓迎演奏にて
春日台中学校、綾瀬中学校合同バンド(総勢70名)が私自身の指揮で初演を行いました。
2014年9月28日には綾瀬市中学校合同バンド(約60名)でも演奏されました。(指揮は私自身)
オーラ・リー~ハンドベルと吹奏楽のための~
グレード:2 編成:小編成+ハンドベル 演奏時間:2分30秒程度
2014年2月
アメリカ民謡として広く知られている曲をハンドベルと吹奏楽のコラボという形にしてみました。顧問を務めている中学校が3月に県央スプリングコンサートという本番に出ることになったのですが、そのコンサートには大編成バンドが多くエントリーしていました。小編成の我々が存在感を出すためのプロジェクトとしてハンドベルとの融合を思いつき編曲を始めました。
ハンドベルなしでも演奏できるようになっています。
2014年3月26日、第2回県央スプリングコンサートにて演奏しました。
「光へ、未来へ~吹奏楽と合唱のための」すたじおぱぷりか製作
グレード:3 編成:小編成+合唱 演奏時間:3分30秒程度
2013年1月
ウィークエンド・コンポーサーとして活動されているすたじおぱぷりかさんの作品を吹奏楽にアレンジいたします。オリジナルは独唱・斉唱・弾き語り曲です。ほかにも金管5重奏版や女性3部合唱版、デュエット版が作られています。歌詞も素直な内容で心に響きます。この作品を聴いたところ合唱付き吹奏楽にしたらさらに素敵になるだろうと思いました。そこで著作者と交渉し、吹奏楽アレンジを作らせて頂きました。原曲にはないパッセージも少々登場します。合唱付きのアレンジですが、合唱パートがなくても演奏ができるように工夫しています。用途に合わせて演奏してください。
As dur
2013年3月24日(日)に私自身の指揮によって吹奏楽版(合唱付き)の初演を行いました。
原曲の詳細情報はコチラから。
ジングルベル J.ピアモンド
JingleBells
グレード:3 編成:小編成(25名程度) 演奏時間:2分40秒
2012月10月
誰もが知っているクリスマスの定番曲を小編成吹奏楽にしました。
文部唱歌「雪」のモチーフを織り混ぜた前奏で幕を開けます。 前半は原曲のイメージを崩さないようシンプルにまとまっています。間奏では「きよしこの夜」が少しだけ登場します。その後はドラムソロが入り、 後半はかっこいいロック調になっています。いわゆるBrassRockでベースラインがいい仕事をします。小編成吹奏楽では貴重なカッコよく盛り上がれる作品になっています。
クリスマスコンサートにお勧めしたいナンバーです。寒い冬をBrassRockで熱くしましょう!
2012年12月2日(日) 初演されました。12月8日(土)には私自身の指揮でも演奏しました。
もちろん演奏団体大募集です。
「森のくまさん」 アメリカ民謡
The other day I met a bear
グレード:1.5 編成:小編成(15人程度) 演奏時間:50秒(※ X time Repeat次第)
2012年10月
「幸せなら手をたたこう」に引き続き、指揮者体験イベントのための編曲です。前作のコンセプトをそのまま引き継ぎました。
2/4なのでお客さんにも気軽に指揮体験ができるかと思います。C durを採用したので吹奏楽では少しばかり抵抗があるかもしれませんが、
歌いやすい音域になっているので歌と一緒に演奏するのにも向いているかと思います。工夫次第で利用の幅は広がります。
2012年11月17日(土) 指揮者体験として実施、3名の小学生に指揮を執ってもらい初演いたしました。
2012年12月15日(土)には留辺蘂グリーンブラスハーモニーによる指揮者体験にも使用されました。
その本番の様子はコチラからご覧いただけます。
「クラリネットをこわしちゃった」 フランス民謡
J'ai perdu le do de ma clarinette
グレード:2.5 編成:小編成(最低演奏人数21人程度) 演奏時間:2分30秒
2012年9月
楽器ををやっている人からすると恐ろしい題名の曲ではありますが、小さい子どもから大人まで親しめる名曲です。みんなのうたで取り上げられ、
有名になったこの曲ですが、元はフランス民謡です。さらに起源をさかのぼると「玉葱の歌」という行進曲であったとも言われています。
曲の中間部には間奏として同じフランス民謡の「アビニョン橋の上で」を挿入しました。 前半はマーチ調、後半はポップス調のビートとし、
単なる繰り返しにならないように心がけました。必要に応じてリードミスなど効果音を入れると良いでしょう。
F dur → B dur
編成
※Pic/Fl1/Fl2/※Ob/※Bsn/Cl1/Cl2/BsCl/A.Sax/T.Sax/B.Sax
Trp1/Trp2/Hrn1/Hrn2/Trb1/Trb2/Euph/Tub/※Cb/Drms/Tamb/Glock
2012年11月17日(土)に私自身の指揮で初演しました。 演奏団体募集中。
「ルーマニア民族舞曲」 B.バルトーク
Jocuri Poporale Româneşti
Ⅰ棒を使った踊り Ⅱ飾り帯踊り Ⅲ足踏み踊り Ⅳホーンパイプ踊り
Ⅴルーマニア風ポルカ Ⅵ急速な踊り
グレード:3.5 編成:小編成(最低演奏人数21人)+ピアノ1名 演奏時間:6分30秒程度
2012年8月
1915年にバルトークによって作られたピアノ小組曲で私自身初となる本格的なトランスクリプション。
すでに吹奏楽アレンジとして後藤版、山本版、小野寺版、高桑版などいくつか世に出ております。 アンサンブルでも様々な編曲が出ています。
本編曲では吹奏楽で演奏しやすいよう後藤版、金管8重奏の大久保版と同じ調整にしました。
原曲の響きを残すための工夫としてピアノのパートを挿入しさらにsoloも担当させています。
2013年3月24日(日)に私自身の指揮で本アレンジの初演をしました。
※Pic/Fl1/Fl2/※Ob/※Bsn/Cl1/Cl2/BsCl/A.Sax/T.Sax/B.Sax
Trp1/Trp2/Hrn1/Hrn2/Trb1/Trb2/Euph/Tub/※Cb/Tim/Per1/Per2/Pf
Per1:S.D/Tri/F.Cym/
Per2:SuS.Cym/Tamb/C.Cym
楽譜に多くの不備がございますが、それでも構わないという場合のみ提供しております。
「幸せなら手をたたこう」 スペイン民謡
If you're happy and you know it
グレード:2 編成:小編成(15名程度) 演奏時間:33秒
2011年9月
常任指揮を務める中学校に地域の小学校より演奏依頼がありました。その演奏会の中で「指揮者体験」を実施してほしいというリクエストがありました。毎年、呼んでいただいているイベントで昨年、指揮者体験を実施したところ好評だったためリクエストがあったというわけです。対象が小学生ですので簡単でかつ誰もが聞いたことがある曲を選びました。2/4拍子なので振りやすいですし・・・。
このイベント用に制作した曲ですので編成が少々特殊になっています。15名ほどいれば演奏が可能な編成ですがdivによりパート数を増やすことができます。短い曲ですがクラップハンドを入れたり、歌を入れたり工夫の余地がある作品となっています。
2011年11月19日(土)に「指揮者体験」として実施、初演いたしました。当日は数名の観客にも振ってもらいました。
B♭dur
Fl1.2/Ob/Cl1.2/Bscl/Asax1.2/Tsax/Bsax/Trp1.2/Hrn1.2/Trb1.2/Euph/Tuba/Drumset/Tamb/Mrcs/Xlyo
「ズンドコ節 for Band and Dance」 作者未詳
グレード:3 編成:小編成 演奏時間:2分8秒
2011年5月
昨年発表した「よっちょれ」が好評だったので同じスタンスの曲を書こうと思い今回は「ズンドコ節」に目を付けました。元は海軍小唄で知られる旋律をAとし、自分自身で考えた旋律Bと組み合わせました。オリジナルの旋律を引用するところはあまり手を加えず残しましたが、曲全体でみると一風変わった「ズンドコ節」かもしれません。使用音域に無理がないように心がけ、複雑な連符も避けましたが前作の「よっちょれ」より少しだけ難しくなります。
吹奏楽アレンジのズンドコ節はなかなか見当たらず、水森先生が作った「きよしのズンドコ節」のアレンジが主流となりつつあります。
「きよしのズンドコ節」 水森英夫/小島里美 ミュージック・エイト社
「きよしのズンドコ節」 水森英夫/花岡政博 はなおか音楽工房
価値のある編曲となれば嬉しいです。
D moll
Pic/Fl1/Fl2/※Ob/※Bsn/Cl1/Cl2/BsCl/A.Sax1/A.Sax2/T.Sax/B.Sax/Trp1/Trp2/Hrn1/Hrn2/Trb1/Trb2/Euph/Tub/※St.Bs/Drumset/Conga/Tamb/Xlyo
「ふるさと~吹奏楽のための」 岡野貞一作曲
東日本大震災復興チャリティー作品
グレード:2.5 編成:小編成 演奏時間:2分35秒
2011年 3月
東日本大震災から我々は立ち上がらなければなりません。日本各地で「頑張ろう日本」と協力・支援の輪が広がっています。そんな中、日本を見つめ直そうと思い「ふるさと」の編曲を開始しました。残念ながら震災により「ふるさと」が大打撃を受けた方も多いと存じます。もはや我々はそうした方々の心中を察することは難しいと思います。本当に心よりのお見舞いも申し上げるのみです。しかし故郷での思い出や故郷で生きてきた歴史が失われたわけではないと思います。
「過去があるから今があり、未来へ踏み出せる」のです。過去の思い出を大切にして未来へ進んでいこうという願いを込めて作りました。
2011年10月15日(土)私自身の指揮で初演をいたしました。
2011年12月4日(日)に留辺蘂グリーンブラスハーモニー チャリティコンサートのアンコールにも取り上げられました。
アンコールの模様を下記のプレイヤー(Youtube)からご覧いただけます。
「仰げば尊し」 文部省唱歌
グレード:2 編成:小編成 演奏時間:3分
2011年2月
2012年11月 改訂
Esdur
「仰げば尊し我が師の恩~」で始まる卒業式の定番曲です。とはいえ最近の卒業式ソングは変化しつつあります。しかし万人愛され涙を誘うこの曲は名曲であり、今を生きる私たちがしっかりと引き継いでいく必要があると思います。2007年には日本の歌百選にも選ばれた名曲でもあります。2011年の1月についに原曲らしきものが一ツ橋大学の名誉教授により発見され話題にもなりました。原曲はブロスナン作曲の「Song of the close of shcool」という作品で旋律やフェルマータの位置も一緒だそうです。
余談ですが、「今こそ別れめ」の「こそ」は係助詞で強意なので結びが已然形となり「め」となります。「別れ目」ではなく「別れよう」の意味になります。
卒業式での演奏を想定したので最上級生が抜けたバンドであってもサウンドが薄くならないように考慮しました。
コーラス譜をつけていませんが合唱の伴奏としても使えると思います。お別れ会、卒業式、先生へのサプライズ演奏などに重宝します。
2011年に作ったものを再構成したものが改訂版です。現在は改訂版のみ提供を行っております。
2013年3月 全国各地の卒業式で演奏される予定です。2013年3月8日には私自身の指揮での演奏も予定しています。
「行進曲 威風堂々 第1番より(抜粋)」 E.エルガー作曲
グレード:1.5 編成:小編成(15人編成) 演奏時間:1分43秒
2010年12月
「ツァラトゥストラ」に引き続き古典音楽の有名な旋律を抜粋して小編成吹奏楽に改めました。威風堂々第1番のTrioの部分のみ抜粋しております。この旋律は歌詞がつけられイギリスの第2国歌として親しまれ、日本ではアニメ「あたしンち」のエンディングで「来て来てあたしンち」としてアレンジされました。さらに平原綾香さんによりポップス・カヴァーされたことでも話題になりました。
吹奏楽で演奏することを念頭にB♭durに移調してあります。卒業式の入退場のBGMや演奏会での演出、1年生バンドの練習曲として使えると思います。発想次第で使い方が広がる作品となっています。
10人代のバンドでも演奏できますが、編成がかなり特殊で後に反省しました・・・今後はノーマルな編成を心がけます。Fl/Cl/※BsCl/A.Sax/T.Sax/※B.Sax/Trp/Hrn1,2/Trb1,2/※Euph/Tub/S.D/B.D/Cym/Xlyo
2012年3月7日初演されました。
「よっちょれ for Band and Dance」 YOSAKOIソーラン節 高知民謡/北海道民謡
グレード:2 編成:小編成版~中編成(15人~30人) 演奏時間:3分ちょうど
2010年10月 (原典版)
2011年3月(改訂版)
吹奏楽と踊りの共演ができる曲となっています。吹奏楽アレンジの主なソーラン節には
「YOSAIKOソーラン節(編曲 林直樹)」ウインズスコア社より
「ソーラン節(ロックバージョン)(編曲 小島里美)」ミュージックエイト社より
「ソーランファンク(編曲 星出尚志)」ニューサウンズインブラス第32集より
が出版されております。これらの作風と今回の作品が被るのを避けるためにYOSAKOIソーラン祭りで一躍有名となり、小学校の運動会でよく使用される
「よっちょれ」をベースにソーラン節、よさこい節、よさこい鳴子踊りを混ぜて作ったものとなります。※「よっちょれ」は土佐弁で「寄りなさい」の意。
「スクールバンドの気軽なレパートリーとなるように」という気持ちで書きましたので使用音域は狭く、細かい音符もありません。小編成版の最低演奏人数は15名となっています。しかし驚いたことに少人数でもよくなるようになっています。改訂に伴い中編成版も作成しました。中編成版は重厚感が増し迫力が一段とアップしています。なお打楽器パートに余裕があれば和太鼓やチャンチキを加えてもよいでしょう。曲の途中にはピッコロ、フルート、篠笛のソリもあります。
2010年11月13日(土)に私自身の指揮により原典版を初演(踊り付き)いたしました。
2011年12月4日(日)に留辺蘂グリーンブラスハーモニーによって改訂版の初演が行われました。
「ふるさと」とともに上記プレイヤー(Youtube)よりご覧いただけます。
現在、提供できるのは改訂版のみとなっております。
「ツァラトゥストラはかく語りき(抜粋)」 R.シュトラウス作曲
グレード:1.5 編成:小編成~中編成 演奏時間:1分18秒
2010年10月
映画「2001年宇宙の旅」(キューブリック監督)においても使用され、近年では格闘家ボブサップさんの入場テーマとして話題になりました。その他、CMや番組のBGM等でよく聴かれる「あの部分」です。吹奏楽で演奏することを念頭にB♭burに移調しております。 演奏会のオープニングや劇のBGMなど発想次第でたくさんの演出に重宝する曲となっています。
2011年3月21日(月)に私自身の指揮により初演いたしました。